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タグ: 水滸伝

北方謙三「水滸伝 一六 馳驟の章」

裏側の戦い 童貫 青蓮寺 結末へ向けて 裏側の戦い 読み終わってから、少し時間が経ってしまい、感想が曖昧になってしまいました。 以下ネタバレあり。 この巻は、兵站や糧道、闇塩の道など、梁山泊を支える裏側の戦いという印象でした。 信頼できる商人を得ることも重要な問題です。青蓮寺に見つからないように、かつ兵達を煩わせることのないようにするというのは、並大抵のことではありません。 派手で誰の目にも明らかな戦闘とは異なっても、裏側の戦いもまた激しいものです。 童貫 いよいよ童貫と史進がぶつかりました。 調練中の史進と、移動中の童貫の遭遇戦ですが、史進はたいしたことができないまま負けてしまいます。 梁山泊軍では特別な位置にある史進遊撃隊がこうもあっさりひねられるとは。今まで戦いに出ることがなく、強さは伝説に過ぎないとさえ思われることのあった童貫の強さが垣間見えます。 青蓮寺 致死軍による青蓮寺への攻…

北方謙三「水滸伝 十五 折戟の章」

北方版の水滸伝との出会い 北京大名府を占拠 楊令と張平 まとめ:生きる姿 北方版の水滸伝との出会い 北方謙三版の水滸伝を最初に読んだのは大学生のとき。当時は十巻まで読むか読まないかで止めてしまいました。 面白いとは思いつつも、長さと登場人物の多さにめげてしまいました。 数年前に再び挑戦。 今度は水滸伝・楊令伝・岳飛伝と読み切りました。 今回は、水滸伝シリーズ2周目です。 水滸伝だけでも十九巻あるうちの十五巻という半端な巻から感想を書き始めます。 以下ネタバレ 北京大名府を占拠 十五巻の読みどころは2つ。 一つ目は、梁山泊軍の軍師・宣賛の案で北京大名府を陥とした場面。 女性や負傷兵など、通常の戦闘に出ない人たちを動員して北京大名府を攻めます。その中で、戦闘に耐えられる体でなかった黄信が宋軍の審亮を倒すのみならず、劇的に回復していきます。 梁山泊軍の総力戦、どの戦線もギリギリの戦いをする中、た…